梅雨といふ
暗き頁の
暦かな虚子
眠くて眠くて、夜には眠って朝に起きてるから時間は合っているはずだが、時差というよりも頭がつかれてしまっている。浅い眠りで、今も外国語の夢をよく見る。涼しいようでふと蒸しているようで、雨が降っているようでもない。日曜日は外の仕事がいそがしくて、此処に辿り着けなかった。それでも帰朝してすぐに俳句の本を何冊か頼んでおいたから、もう届いている。植物や室内風景を新鮮な目で見回すように、これらの詩も眺めてみたいのです。たとえば此の句の「頁」って、もちろん「ページ」と読むんだろうか。「梅雨という暦のページが暗い」という。ちょっと気取った言い方。暗いうるおい。