かいま見しテレビ鮮明夜の秋
汀女
夜の秋は夏の季語で、秋の夜とはちがうっておもしろい。夜になると秋っぽい気がする、というのが夜の秋で、夜道に窓から見える隣家のテレビの画面なんて、ぞくぞくするような風情と切なさがある。この言葉はちょうど今が旬の候かもしれない。
きのうは新宿の伊勢丹のフランス料理店で、妻とその妹とお母さんと四人の食事会だった。時々こうして顔を合わせる会があるんだけど、やっぱり女の人が三人揃って話しているのを見ているのが新鮮だった。うちも妹がいるから、妹とお母さんの二人が話しているところはよく知っているのですが、二人と三人でまたちがうと思った。どこがちがう、と云われてもはっきりと答えられないけど、この日のお食事の風景はのどかでした。のんびりしていた。甘酒やビタミン飲料の話をしていました。甘酒はからだにいいし冷やしておくと美味しい…。