オリエンタリズム、もしくは

きのうから逗留している古民家の家主と話していて良かったのが、毎朝、堀川通から東洞院通まで歩いて会社へ通ってるんだって。いいですよね。ヘルシーだし。人間、日々の仕事場までの道のりが良かったらそれがいちばんだ。

自転車だろうと電車だろうと車だろうと変わらない。自分なりのルーチンを作っている人にとって通勤している時間というのは神聖なものだ。同じ道のりだからいい、というのもあるよね。ぼうっとできるっていうか…。ああいう時間、好きだな。

なんだか、ぼく一人しか社員がいない会社に入って仕事とか、会社とか、時間の過ごし方について作り直しているようなプロセスにいるから、人がどんな場所でどんなはたらき方してるのか、っていうのが気になる。すごく新鮮な目で見られる。

それにしても、この家は断熱性能が高い…。

上海にいる〈アポテーケフレグランス〉の圭太さんから、ブランドのあたらしい素材が届いていた。これ、すごいな。質感がすごいギャングっぽいっていうか。見方によっては〈diptyque〉的なオリエンタリズムの表現なんだけど、個人的な印象としてはコカインの精製工場。抽出するものを間違えてしまった感覚があって、すばらしい。

Photo / Takeshi Abe