五月の旅

五月半ばから一ヶ月だけアメリカの西海岸に家を借りることになって、ここのところ朝起きてメッセージを開くと何かしら届いていて、気分的には始まっている感じ。どちらかというと旅行よりも家に居るのが好きなんだけど、友人が声を掛けてくれていいタイミングだと思ったから行こうと思ったんだ。最初はカリフォルニア大学バークレー校の近くの丘の上にある古い小屋みたいな家だということだったから、Wifiさえつながれば街へ出歩かずに引きこもって仕事していればいいか、と思ってたんだけど、今朝になってもっと海寄りの、サンフランシスコへ出やすい家も借りられたから、とあてがわれた家をストリートビューで見てみたら、ほら、玄関の前が芝生の、通り沿いに家並みがつづく映画とかで見たことある「平凡な市民の家」だったから、なにこれ、と思って、ご近所づきあいとかありそうだな、と思って、向かいの車庫でやるバーベキューとかに招待されたらたいへんなことだぞ、と今からどきどきしていた。そんなことないよね。なんか想像しちゃう。

小風景