梅雨晴や
ところところに
蟻の道子規
かれの「梅雨」の句を検索してみると、いつもこの句が目に入るから書いてみた。文字の見た目がなんとなくかわいいのはあるとして、なるほど、雨上がりというのは風景にアップデートをかける効果があるかもしれない。膜が張るように新しい面を広げてみると、今まで見えていなかったものが目に留まる、なんてことがあるかもしれない。単純に技法的な話として、そういう時は小さいものを見つけた方がいい詩になる気がするから、「蟻の道」はとても気の利いた一着なんじゃないかと思う。今日は帰国してから最初のプールへ行ってみた。なぜだか知らないけど、泳ぐことすら新鮮に感じられて、水の中を歩いているだけでおもしろくて、長く留まっていた。ここにもアップデートがかかってた。それから黄色い電車に乗って、遅ればせながら吉祥寺の〈百年〉さんに本を納品してきました。あたらしくオープンした〈一日〉も訪ねてみましたが、まだ比喩的な意味で石膏が固まっていない、というか、お店として生まれたての手触りが残っていて、そのせいか本との距離が生々しく、近い感じがした。
〈お茶 お取扱店〉
誠光社
blackbird books
ホホホ座
モアレ
ON READING
readan deat
DOCKLANDS Store
SUNNY BOY BOOKS
本屋 B&B
百年