夜半の夏豆起上り卓領す
汀女
よはのなつ
まめおきあがり
たくりょうす
夏の真夜中、豆が起き上がってテーブルを占領してしまった。…ってどういうことだろうと思い、のんさんにも聞いてみた。料理の下拵えみたいな話かと思って。「乾かしたり水に浸しておくと起き上がる豆があるのかな？」と。「大豆は水に浸しておくと煮られるけど」と言っていた。「トイストーリーみたいなことかな？」とのことでした。だれも見てない食卓で、豆がパーティーしてたんだろうか。
きのうは岡山県の西粟倉村から車で京都まで戻り、そこで「庭」についての顔合わせをしました。おもしろそうでしょ。「香り」の次に「庭」のページを作らせてもらうかもしれないから。庭師さんたちは、このためだけに東京から足を運んでくれたそうで、中華料理店で小一時間、話しただけで引き返すという粋なことをしてくれる人がいた。
それはそれで、帰りの新幹線でも長く話せてよかったです。いっしょに東京までもどった、ってことね。そんなことしていて一日遅れてしまったけど、書いていきます。まだ少し、旅の余韻に浸ってます。
