家計簿

妻が友人と歌舞伎見物にでかけて、一人家にいる、という村上春樹的な昼下がりですが、いかがお過ごしでしょうか。ぼくは、早朝から冷えこんだ二階で、どうにかインターネットの波に乗ろうと頑張っています。だけど、そろそろ眠くなってきた…。

ぼんやりお香とプロレスの時間です。きょうは〈バジル・セージ・ミント〉にした。ほうじ茶を入れて、灰色のブランケットを膝に巻いている。ブレーカーがよく落ちるのでルーヴィスさんにメールした。それから、きのうから始めた家計簿を見ている。

家計簿って、〈マネーフォワード〉っていうサービスなんだけど、おもしろいね。そんなの自分でやれるもの、と思っていたけど、お金を手元でいじれるのがおもしろい。上手くいえないので、やってみてください。「よし、よし」みたいな気分になる。

「わたし幸せだよね、だよね」と何回も計算して、答え合わせしてるようなスリリングさがある。そんなの自分で決めればいいじゃん…って思ってたんだよね。でも、幸せってそういう風にしか確かめられないのかもしれません。家計簿って、くせになる。

銀行やクレジットカード、アマゾンなどのアカウントと連携して、自動で仕分けしてくれる。住宅、食費、日用品とかね。どの項目もそんなに使ってないな、と思ったけど、時々三千円、四千円って現金でつまんで〈ハルちゃん〉行ってるのが可視化されてておよよ、となった。

なるべくキャッシュフローを記録するためにも現金を使わないようにしたら、けっこう節約できるかもしれない。もうみんな、そうやってるのかな。そうやって幸せになっちゃってるの。だとしたら、いいですね。住宅ローン組んでいる人なんかもいいんだろうなあ。

小風景