古い喫茶店で

また、大きいほうの〈高木珈琲〉へ行ってしまった。すっかりお気に入り。あいかわらずカロリーの高そうな朝食セットがありましたが、カタカタマンの僕はトーストだけのCセットに。

それにしても、朝から古い喫茶店に陣取って、流暢な土地の言葉でおしゃべりしているおじさんたちは、なにをしているのだろう。どうやら、街の噂のような話を交わしているようだが…。時々電話がかかってきて、威勢良く返事をしているから、なにかをディールしているのかな、と思うんだけど。

古い喫茶店で、新聞に目を通し、ふわふわした話を交換するだけで仕事になるまでの人に、いつになったらなれるだろう。察するに、なりたいと思ってなれる訳ではなく、おじさんたちもいつの間にかそうなっていた、というのが当て嵌まるのではないか。

だから、「なりたい自分から逆算すれば、今日一日やるべきことは自ずとわかる」なんて言い草は、どうも好きになれない。むにゃむにゃ。

小風景