昼下がりに表参道で降りて、ラルフ・ローレンの歩道橋の辺りからバウンティ・ハンターの前を通り、この季節になるとなぜかいっそう瑞々しい気配を感じる〈J-COOK〉の細い道を抜けて美術館のある通りへ…みたいな感じで、小一時間お散歩してから、墓地の近くまで歩いた理髪店の椅子に座ったんですが、そこに新しい〈ポパイ〉があった。
あ、ガールフレンド特集だ、よーもう、みたいな感じでぺらぺらやってたら、もうあれだね、デートしてる人たちが29才とかなのね。ああ、いいな、29才の男子とガールフレンドかあ…みたいな感じで、ふつうに床屋に来たおじさんとして読み進めていったのです。山本康一郎さんの「鍋の話」とかね。ああ、いいなあって。読みました?
「友人と一緒にいて、やることないなあってなった時に行くのが鍋」って。恰好いいよね。あと岡本仁さんが〈二毛作〉っていうおでん屋さんを紹介していて、立石なんだけど、僕もこっちに来てからけっこう気に入ってる店だったから、「岡本さんと同じ店に辿り着いてりゃ、まだ捨てたもんじゃないな!」とか心の中でぶつぶついったり…。
それでまあ、ほいほいめくっていって、やけのはらがいるコーナーとか少し眺めて、じゃいつもの大原大次郎のイラスト4ページで〆るか、って終盤に差し掛かったら、平野太呂さんの見開きに阿部さんがでていて「ふぁ?」となった。ちょっと、びっくりしちゃった。なんで理髪店で雑誌を眺めていると、知り合いがでてくるんだろう。
ハロー風景に日々写真を載せていることや、ぼくのことも書いてくれていた。それで気づいたんだが、ここ何日かページビューが良かったのって〈ポパイ〉に載ったから?(笑)そうなんだ。そんなことも知らずに僕は、「のんさんのお尻がどうこう」とか語っちゃってたわけですね。ああ、恥ずかしい。でも、友人たちの活躍はうれしい…。