山のいで湯

ここ、いいな、群馬の温泉。近いのがいいですね。上越新幹線ってはじめて乗ったけど上毛高原まですぐですね。新潟も近いんだな。群馬と新潟の間みたいで、北陸に近づいてる感覚も好きだな。三国街道沿いに関所跡があって、古くから上越から関東へ入るルートになっているみたいです。かといって、それ以上に物語もなさそうで、語り継がれるような悲劇もありがたがるような神話もなさそうな感じ、今の気分にぴったりです。木造の湯屋も本館の建築も思わずからだがほころぶ古さだけど、気取ってないのがいいね。山国にしてはさっぱりしてるし。おどろおどろしくなくて。ああ、いいな、ここ。ハーゲンダッツの自動販売機があるのもいいな。クッキー&クリーム買ってこようかな。ごめんなさいね。こんなところまで来てちゃんと書いてるのを褒めて褒めて。ここ、昭和四年三月二五日に竹久夢二が泊まった部屋って額にかかってるけど、それはいいとしてまずインターネットの回線さがしました。

小風景