編集者って…

編集者って、いろんなクリエイターと知り合う機会があるけど、基本的にはいつも一回きりの関係性で、作り終わったらそれぞれの道を歩んでいく…みたいなところがある。もちろん二人三脚でその関係が長く続くこともあるけど、個人的には編集者の立場から見てそんなに幸福なことだとは思わない。やっぱり自分が触媒のようにして(というイメージで僕はいるのですが)作り終えたらお互いに変化していて、さっさと次へ移っていく、みたいな一抹の寂しさも醍醐味の一つかなあと感じる。たぶん広告の人もそうなんだと思うけど、プロジェクトごとにくっついたりはなれたりの繰り返しで、都度、これを続けていても手の中に何も残らない気がするのも、分かる人には分かると思う。みんな一度は考えたことがあると思う。僕もそうなんですが、つい最近になって、そうならない方法がちょっと分かった。これはけっこう、自分でも意外な気づきだった。

それはさておき、今日は母さんが「アサリがあるから取りに来い」というので、昼間から貝の入ったリュックを背負って京成の沿線をうろうろしていました。半ズボンを穿いて生まれ変わった心地。

ハロー風景 お茶 | 寸, Lena Fujimoto

小風景