また、最近の気づきとしてWebページを作るのも〈もの作り〉の一つなんだ、というのがあって、当たり前のことなんだけど、じっさいにインターネットの業種にたずさわっているとそういう実感は得にくいんじゃないかと思う。手で触れるものじゃないから、というのも大きいだろうし、なんかWebの世界が高度に抽象化されていて、人間と人間はもちろん、人間とボットとか、ボットとボットの騙し合いみたいになってるので、作ってもちゃんと届いているのかが見えにくい側面がある、というのもある気がする。その居心地が良くなくて僕なんかは本を作りたくなった、というのもあると思う。だから、香料とか衣服とか手触りのあるもの作りにコンプレックスや憧れのようなものがあったんだけど、じつはそんなに違いはないんじゃないか、と考えるようになった。これはこれで職人の領域であり、知識をちゃんと使えば自分たちがいいと思うことの役に立てるんだ、と前向きに考えるようになってきた。ちょっと前まで、後ろ向きすぎたのかな。
それはさておき、今日は夕べのあさり汁をスープにつかったコーンバターラーメンを作ってもらって食べました。カーテンの洗濯もしました。