本屋さんの様子

昨夜は白菜と鶏肉のスープがキッチンで料理されている気配を感じていたらいつの間にか眠っていた。目が覚めたら朝の六時で、あいだが空白になっている。今日はプールがおやすみの日だから、代わりに足つぼマッサージでも行こうかしら(またはまっている)。ところで批評といえば、二年ぶりに本を作って少しだけ本屋さん界隈を眺めてみたところによれば、自費出版の本を扱ってくれるような小さい本屋さんの方が、僕にしてみればよっぽど批評的だと思う。なにしろ、お店に並ぶかどうか、というそもそものところを本屋さんが決めるんだから、本屋さんが編集者であり、本の価値を見定める批評家みたいなところがある。また、パブリッシャー化がいっそうすすんでいて、本を作っていて当たり前、みたいな感じ。出版社でもある、ということみたい。ほんとに素敵な世の中になったと思う。取次ぎ流通なきあとの世界でユーザーにいちばん近い本屋さんに役割が集まる、というのは愉しいと思う。文章を書いている人も沢山いるし、お店を閉じて文筆家みたいになってる人もいた。お店って、人と会ったり体を動かしたりするのもあこがれる。

小風景