涼しさのこつぷ

涼しさの
こつぷこほるゝ
氷かな

子規

おととい「とんねる」をみつけて歓喜していた私、「こっぷ」もありました。明治の人が外来語を使ってるとすごくわくわくする私、おかしいですか。コップつかってたんだなあ、コップ。よしよし。ところで旧仮名遣いの「こほるゝ」はどう読んだらいいでしょう。濁点をつけない時があるから文脈でみていくしかないけど、「凍るる」か「零るる」かどちらかかな。コップがこおっているのか、氷がコップからこぼれたのか、どちらでもよさそうだけど、調べていたら明治時代から〈氷こっぷ〉というのが作られていたんだって。氷菓子を容れるための器。これが金魚鉢みたいでかわいい。だから、氷コップがきんきんに冷えてこおっている風景、だといいな。

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