初音湯や天使走りて風光る
Haiku Book
ハロー風景
Haiku
散歩がすきで
エッセイも添えました
Book Design
線をえらんで
文字もえらびました
Poster
銭湯が気になって
入り方を描きました
Voices
お店あいてました。寸、大原大次郎『ハロー風景』が入ってきてました。こぼれ出す言葉と風景、オススメです。
高橋和也
銭湯の帰り道、一人暮らしのアパートの小さな風呂釜。お風呂のまわりにある、どこか懐かしい風景。出来上がった俳句から発想した絵が、17文字の世界に緩やかな輪郭を与えている。銭湯の桶の響きが聞こえてくるような、青を基調とした涼やかな一冊。
黒木晃
みずみずしい寸さんの俳句と大原大次郎さんの絵。ページを開くごとに立ち上る風景に心奪われます。暮しにとけ込むハローデザイン。
清政光博
『ハロー風景』という変わった雑誌が入荷しました。これは紙媒体でのアドベンチャー。言葉と色、絵、文字を使ったあらたな試み。是非ともみなさまにも体験してもらいたいなーと思っています。とおくまでいきましょう。とおくまで。
植田浩平
エッセイを読むことで、17文字の周辺の、関係あるようでないような、あるような、さまざまな物語を発見する。そして大原大次郎さんの絵もまたすばらしい。単純な要素だけで構成される挿絵。ほんとにこの線の一本一本は魔法のようで、なんなのだろうと思う。
森香菜子
たった17文字で描かれるいくつかのうるおっている風景。真面目と不真面目を往ったり来たりする散文は抑制が効いていてこういうちょうどいい文章は好ましい。この冊子の主役は俳句です。
小栗誠史
その斬新さとユーモアに一発で惚れてしまいました。そして京都市左京区銀水湯の入り方をダイアグラムにしたA2サイズのポスター付き(これがまた面白い!)店頭、WEBでお待ちしております。
吉川祥一郎
この銭湯の平面図の上を自由に行き交う線が描かれています。文字のようでもあり、曲線のようでもありますが、暫く見ていると、なんだか踊っているようにです。もはや、トレースする線であることから逸脱して、自由に動き回る生物みたいで面白いです。
小西徹
不思議な本だ。「うるおっている風景」をテーマにした俳句と、その解題のようなテキストに、大原大次郎さんによる抽象的な挿絵が添えられる。詠われる水景の中には京都の銭湯なども登場する。本文中にこんなフレーズがあった。“あいふぉんって、ぼくにとっては、俳句を作る為にあるやうなデバイスだ”
堀部篤史