パパラッチ、結婚という金融商品

木曜日。けさもパジャマのままベッドの脇にしゃがみこんで仕事を始めたが、二時間ほど経って「ちょっと夜の時間も使ってみよう」と思いつき、昼はゆっくりすることにした。(だれかの手記みたい)

この六ヶ月ほどは午後四時になったら切り上げて、あとは飲みにでかけていたんだけど…。

昼下がりにAmazonプライムで大根仁監督のパパラッチの映画を見始めたら、おもしろくてラストまで見てしまった。意外な展開というか、そうそう、おじさんってうっかり戦死しちゃうんだよな、って。サブカルおじさんは涙なしには見終えられない作品に仕上がっています。(なぜか紹介)

それから、曳舟のイトーヨーカドーへ散歩に行ったよ。(また?)だって行くとこないもん。四階の本屋さんでなんとなく手に取った、藤沢数希『損する結婚 儲かる離婚』がおもしろくてふむふむ、と読み込んでしまった。結婚という金融商品、なんてどきっとするフレーズがでてくるんだもの。

たしかに、同じ額のお金を持っていても結婚に投資するか、株式や不動産に投資するか、というかんがえ方はありますよね。金融商品として見たとき、どのくらいリターンがあるのよ?ていう、これだけで一冊の本になるんだから世の中には素敵なコンテンツが溢れている。

結婚したほうが儲かる男と、不倫して相手の子どもを産んだほうが儲かる男の損益分岐点が年収ごとに表になってて、ふふふ、と笑ってしまった。

Photo / Takeshi Abe

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