シェパードパイ

昨日の夜はあの後、僕を不憫に思ったのか、のんさんが木の子と玉葱のスープとシェパードパイを作ってくれた。それは、挽き肉と玉葱を炒めたものにマッシュポテトを乗せて焼いたもの。

ふんわりたべられて、よかったのではないでしょうか。こういうアイディアは完璧だし、料理はお手の物の、のん氏。でもデザインのお仕事の方はどうなっているかな? そのペースでいいのか?

「家庭の伝言板」のようにここを使っていくスタイル。まるで冷蔵庫にマグネットで留めた紙切れみたいに。あれだって立派なお手紙であり、メディアじゃないか。そうだ、そうだ、わーわー。

ようやく重い腰をあげた彼女が、テーブルの向かいに座ってため息をつきながら、「香料屋さんの世界中にある取引先をグーグルマップに表示する」ことに取り掛かっている。そう、その調子です。

千里の道も一歩から。ちりも積もればやまとなでしこ。こつこつやるしかないのです。思うように作れなくても、思い描いている自分とちがっても、自分には上手くできることってちゃんとあるでしょ。

小風景