編集者はどうすればいい

少し前に編集者の友人に「この職業は年を取ったらどうしたらいいの」と訊ねたら「バーのマスターになるんじゃないの?」とのことだったんだけど、その「当たり前のこと聞くなよ」みたいな感じがよかった。そんな風にいわれてみると、編集者なら人脈もあるだろうしバーの雰囲気も好きだろうから、立派にやっていけるかもしれません。バーのマスターは大変なお仕事だと思うけど…。それなら慣れ親しんだ編集の仕事をつづければいいのに、とも思うけど、年を取ったらどうしたらいいのかよく分からないので、バーのマスターになってる自分の方がまだ想像しやすい、ということかもしれない。老後の第二の人生みたいなものにだれもが憧れるのかもしれない。ぼくの周りの編集者たちも年を取っていくので、時間が空くとフェイスブックで彼ら・彼女たちを観測することにしている。そこには興味深い生態系がある。だいたいそれぞれに得意分野みたいなものを持っているみたいです。つづく。

小風景