束の間の

香料屋さんのページがでてから妻がより動物っぽくなっているというか、日課のように描いていたイラストや走り描きはいっそう濃密になっているし、日々のパントマイムもさらに演劇的に動物的になっていて。もう前から分かっていたことだが、クリエイターを生き生きさせるのは何よりもリリース。これに尽きる。作って出すこと。なんにせよ、それがどういうものか、みんなの目にさらされてみること。これですよね。おもしろいことに、ほかの多くのアートはリリースしたらそれで一応、その形で凝固していくことになっているけれど、Webページってちょっと違っていて、作り替えていくことが出来る。始まったらデータが集まってくるから、このページってどういうものなのか、訪問者が教えてくれる。ここからがたのしいのです。ぼくたちは納品して終わりというタイプのクリエイターではないのです。ほくほく。でも、これから〈お茶〉に取り掛かるから、束の間の休息なのです。ふふふ。

小風景