おもしろかったなあ、〈会社は学校じゃねぇんだよ〉の第一回。テレビドラマがここまで楽しみなのもめずらしい。そんなの見てるの、と思われたら恥ずかしいから書かないでおこうかと思ったけど、今日はやっぱりこれだから。ある意味〈ビットバレー世代〉だから。サイバーエージェントと同じ渋谷マークシティに通勤してたから。放送後に鈴木おさむ氏が自分で言ってたけど、脚本がおもしろい。あれ、毎回いろんなシチュエーションで叫ぶのかな。水戸黄門みたいな。予告映像みたら、次回はレストランの床に落ちたナポリタンスパゲティ食べながら「会社は学校じゃねぇんだよ！」って言ってた気がしたんだけど。やばくない、ねえ。やばくないですか。新規事業コンテストとか、ITベンチャーにありがちな描写が刺さるっていうか、冗談のようでいて会社員というあり方についてちゃんと主張があって、自分ごととして息が詰まるような迫力があった。一方で、この主人公や視聴者から見たら自分はもう仕上がってる方の人間かも、と思ったら寂しさも感じた。あの頃のおれがいる、みたいな。組織の理不尽さに比べたら、床に落ちたナポリタン食べるくらいなんてことないんだよね。でも、それすら出来ずに我慢している人たちがほとんどなんだ。
