敬語の本

新宿伊勢丹の〈わけとくやま〉で家族の食事会。妻と、その妹とお母さんと、三人の関係性を目を細めながら鑑賞する会(僕にとっては)なんだけど、みんな芸術と習い事が好きなのかなあ、と思った。これはわが家(伊藤家)でも同じで、学問やお稽古のためのお金はもったいないと思わない、という習わしがあるから、こちらも慣れているからありがたい。妹のさっちゃんは演劇をやっている。みんなそのことに敬意を払っている。新宿三丁目から九段下で乗り換えて、大手町の〈丸善〉へ立ち寄った。少しくらい英語のおさらいしておこうかしら、と思って。最初は懐かしいから受験勉強でぼろぼろにしたのをまた手に入れるのもおもしろいかな、と思ってたけど、今回はゴールドマン・サックスで働いていた人の「敬語の本」にしてみた。なんかね、メッセージでやり取りしていて、敬語がうまく使えないな、と思って。いずれ今から完璧に話すのは不可能だから、せめて丁寧な言い回しで「おや」と思ってもらおうかな、という視点が浮かびました。

小風景