鳴りしきる

鳴りしきる
電話の鈴の
暑哉

子規

それじゃ子規さんに電話の句ってあるんだろうか、と思って調べたらいくつかあった。明治のテクノロジーって、ぎりぎり今もあるものがあるのがいいでしょう。この句が詠まれたのが明治二六年で、三年前に、東京と横浜の間で電話が開通したらしい。この新しい風物をここでは「暑さ」に結びつけていて、あつい日に電話の鈴が鳴りしきるって、夏らしい風景だな、とかれは思っていた。ぼくも今、同じことを思った。昨日の夜はセネガル戦が始まるまでは起きていたけど、ここで見始めたら眠れなくなる、と大人しく床についた。朝六時に目を覚ましたら、電話で結果だけを見て満足した。三戦目はいつかというと、木曜日の夜か。いいですね。天気予報によると、今日は暑い一日になりそう。

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