馬鹿げたる考へ

馬鹿げたる考へがぐんぐん大きくなりキャベツなどが大きくなりゆくに似る

安立スハル

この一首、八〇年代の女流短歌のムックでみつけて気になっていたんですが、ななもさんの「今からはじめる短歌入門」でも紹介されていたからよく知られた作品なのだろう。散文的で、自由でたしかに私のあつめていきたい風景です。旧仮名遣いや文語体が交ざっているのもいい感じなんだよね、きっと。古風な言いかた、モダンな言いかた、いずれにもこだわらなくていいんじゃないかな、というのがここのところの私の考へ。いい雰囲気ならいい、ていう。それで自由すぎて捉えどころがないのかな、とも感じる。この日曜日も朝からこつこつやっていましたが昼には電池切れで、日中はこの歌みたいにキャベツみたいにころがっていた。そんなに集中していなかったけど、練習がてら〈料理の国のコック鳥〉をやってみたらコインたくさんとれました。

@hellofukei

小風景