トマト食ぶ顔のまともをのぞかれし
汀女
トマトたぶ。口を開けてがぶりといくところを、思いきり見られてしまった、という句。
自分では気づかなかったのだが、ここのところ僕は良くやっているみたいで、妻はご褒美をくれるとのことだった。いらないと何度か言っても買ってくれるそうだから、今朝までセールになっていた〈NEWスーパーマリオブラザーズ２〉にしてもらいました。やったあ。六年前にリリースされたもの。今更うれしい僕。やっぱり〈マリオ〉っていうものをね、大人になってからやってみたかった。そういう消費行動も随分前に聞き飽きただろうと思いますが、うちは今日だったから。買ってもらうというのも、子どもっぽくてよかった。がんばっていたからと甘やかされる、というのが子どもに返ったような、でれる感じがあった。そして三〇年経っても同じように走れたし、泳げたし、空も飛べた。体の動かし方が残っていた。懐かしいというよりも、自転車に近い何か。このゲームってほんとに身体的なんだ。声もでちゃうし。
