お茶パーティー

〈アポテーケ〉の次でちゃんと〈お茶〉の制作に取り掛かれるのか、という一抹の不安もありましたが、村田くんとのんちゃんは完全なるお茶パーティーですね。邪念なし。この勤勉さと献身的な姿勢から生まれる制作力には惚れ惚れするよ、本当。デザイナーってすごいなって思う。レイアウトとか配色の正確性がすごい。とても真似できない。ただ、それもこれも玲奈さんの日々の芸術への無償の奉仕から生まれる絵画への尊敬の念がなせる業です。それをみんなが肌で感じながらのお茶パーティーなんだけど、肝心の太郎くんと玲奈さんがまだパーテイーに参加していないのがおもしろい。東京にいないのがすばらしい。遠くはなれていても本ができるときはできる、という潔癖さがすごい。それでいて、いちばん感じてなきゃいけないファッションの仕事をしているという、この振れ幅に共感しますね。かれらは僕にとって今までで最高のロールモデルなので、それを村田くんとのんちゃんがデザインの力で超えていくところが見たいと思っています。あと、ここで繰り返しアポテーケ、アポテーケと言っていたら長年の友人がオンラインストアから買ってくれたみたいでうれしい。グラスジャーキャンドルの〈バジル・セージ・ミント〉とトラベルティンキャンドルの〈ホワイトティー〉〈24kローズ〉という確実に幸せになれる選択をしたそうで、さすがだと思った。なんか、こういうところで友達がほこらしい。

小風景